TOEIC、英検、英会話、英語学習法紹介

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英語の才能とは?

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      第395号 2012/03/21 (水) 発行   発行者:鈴木 拓
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◆英語の才能とは?
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今回は英語学習全般のお話になります。


■英語の才能?


よく英語が出来ない人は、

「自分には英語の才能がない」
「こんなにがんばってるのに出来ないなんて、英語の才能がないんだな」
「あいつは自分の1/10しか勉強していないのに、成績がいい。
 あいつは才能があるんだな」

と言うように、

「才能」に原因を求めたくなることがあります。


これは、私自身、英語が苦手(通信簿2(5段階)、偏差値30)だったので、

「自分には英語の才能がない」

と何度思ったことでしょうか。


「数ヶ月間、毎日英語を最低1時間、日によっては7時間とか勉強していたのに、
 点数が伸びるどころか、微妙に下がった。

 それなのに、友人はというと、勉強してはいるが、自分の半分も勉強してない
 のにグーンと点数を伸ばしてる」

そんなこともありました。


英語指導者の中には、

「英語には才能なんて関係ない!」

と言う人もいます。


私も本当はそう言いたいです。
でも、本音を言えば、私は「英語の才能」というものはあると思います。

英語の才能は存在すると思いますし、

「英語の才能がある人はあまり勉強していないように見えても伸びてしまう。
 英語の才能がない人は勉強しても伸びない」

そんな状況は確かにあると思います。


ただし、それと同時に、以下のことも自信を持って言えます。

「才能がないからと言って、英語ができないわけではありません。
 
 才能がある人よりは苦労するかもしれません。
 才能がある人とは違う方法で英語学習する必要があるかもしれません。

 でも、才能がない人でも英語はできるようになります」


私には英語の才能はないと思います。

才能を10段階で表したらレベル1か? と言われれば違うかもしれません。
2か3ぐらいはあるかもしれません。

しかし、せいぜい良く見積もっても4ぐらいでしょう。


でも、そんな私でも、英語学習のやり方を変えたことで、
TOEIC 990(満点)、英検1級を達成することはできました。



■英語の才能とは何か?


人によって意見は違うと思いますが、私は英語の才能というのは、

「感じ取れる能力」

言ってみれば、「感性」だと思います。


極端な例をお話しします。

どこの学校でもあると思いますが、私が中学生のころ、
英語の先生は、「今週中に、○○ページを暗唱してください」と、

「暗唱」

の課題を出しました。


「1つのページの英文を何も見ないで先生の前でスラスラ言えるようにする」

というものです。


私もやりましたし、ちゃんと暗記して言えたこともあります。

例えば、中学1年生だったら、

He is going to the supermarket.
「彼はスーパーに行きます」

You are a nice person.
「あなたはいい人ですね」

というような英文を覚えました。


これを覚えるだけだったら、あまり才能は関係ないかと思います。

でも、

「あなたはスーパーに行きます」

という英文を作れるかどうかで、
才能がある人とない人はわかれます。


才能がある人は感じ取れるので、

「Iだとam、youだとare、heだとisというように対応している」

ということを説明されなくても感じ取れたりするのです。


そのため、

You are going to the supermarket.

と言えたりします。


でも、私の場合、そんなことは気づかず、ただ単に、

「最初はhe、次はis、次はgoing、次はto…」

というように単語の羅列でしか覚えていません。

だから、

「え? そんな1から作れと言われても…」

と戸惑ってしまい、言えたとしても、

You is going to the supermarket.
You going to the supermarket.

とか言ってしまったりしました。


上の例は極端な例です。

しかし、この

「感じ取れるか感じ取れないか」

という能力の差はいろいろなところで大きな影響を及ぼします。


例えば、メルマガでよく使う例題、

This is the hospital ------ I visited yesterday.

(A) where
(B) which
(C) why
(D) whose

にしても、才能がない人は(というか、普通の人は)、

「whereは先行詞が場所のときに使いますよ」

と習ったら、そのままwhereを何も考えずに選んでしまいます。
私もそうでした。


でも、才能がある人は、

「which使う時って、なんか、後ろの文に何か欠けてるような感じのときなんだ
 よね。

 I visitedだけだと変な感じがする。
 普通、visited ○○って言うよなぁ。
 だから、whichじゃないのかなぁ」

と感じ取れてしまい、正解のwhichを選べてしまったりするのです。


This river is too dangerous to swim.

というような英文も、普通の人は何も違和感を感じないと思います。

「この川は泳ぐには危険過ぎる」ってことでしょ?

とそのまま受け入れちゃうと思います。


でも、才能がある人は、

「swim this riverとは言わないよね?
 swim in this riverでしょ? だからinが必要で、
 This river is too dangerous to swim in.じゃない?」

と感じ取れちゃったりするのです。


なんで、そんなことが感じ取れちゃうのか?

こういった方たちに聞くと、

「いや、そりゃそうだからでしょ。理由なんてない」
「なぜって言われても、そういうものだから」

と、説明できないことが多いのです。

自分でもなぜわかっているのかわからない。
これこそ才能だと思います。



■学校の教え方は才能がある人向け?


このように、才能がある人は、1つの英文を覚えることで
数多くのことを感じ取ることができます。

1を覚えることで、5の、場合によっては10の力をつけることができるのです。


でも、才能がない人は、1を覚えても、1の力しかつきません。

先ほどの中学1年時代の私の話をすれば、

He is going to the supermarket.

を覚えても、「この英文の意味がわかる」以上の収穫はないのです。


そして、考えてみると、日本の英語教育は、才能がある人向けの教え方のよう
な気がしてなりません。

先生や学校によって教える方針は違うとは思いますが、
どちらかと言うと、

「とにかく一杯英語に触れろ」
「細かいこと考えずに、そういうものだと覚えておけ」

という方針だという印象を受けます。


才能がある人にはこれは有効な勉強法だと思います。

1を覚えれば、5や10の力をつけられますから、
一杯英語に触れれば、それでどんどん力をつけて行きます。

考えなくても感じ取れるわけですから、
細かいこと考えずに、覚えておいた方が手っ取り早いでしょう。


でも、私のような才能がない人には、膨大な時間がかかります。

英文なんて、世の中には無限にあります。
1を覚えても、1の力しかつかない人が、それを1つ1つ覚えていたら、
キリがありません。



■別の方法がある


じゃあ、才能がない人はどうすれば良いのかと言えば、

「論理的に考える」

しかないと思います。


先ほどお話したように、才能がある人は感じ取って応用ができます。

This is the hospital ------ I visited yesterday.

(A) where
(B) which
(C) why
(D) whose

では、「なんとなくwhereだと違和感があり、whichが答えだ」と感じ取れます。

才能がある人は「なんとなく」で出来てしまいますが、
「whereは間違いで、whichが正解である」ことには論理的な理由があるのです。


関係代名詞whichは後ろに文を続けて使いますが、
その文には、「本来名詞があるべきなのにない場所」、
いわゆる「穴」があります。

例えば、I visited.「私は訪問した」といきなり言ったら意味がわかりません
よね?

「何を訪問したわからないよ」

となります。

本来、

I visited the hospital.
「私は病院を訪問した」

のように、何を訪問したかがあるべきなのです。

しかし、

This is the hospital ------ I visited yesterday.

には、「何を」(目的語)がありません。


と言うことは、目的語があるべきなのにない。
つまり「穴」があるのです。


逆に、whereは後ろに文を置く点はwhichも同様ですが、
whichと違い、whereは穴のない普通の文を置きます。

ですから、今回の問題は、後ろに穴があるので、whichの方が答えなのです。

そして、

This is the hospital ------ I visited Kenny yesterday.

(A) where
(B) which
(C) why
(D) whose

と、逆に目的語があれば、穴がない文となりますから、
whereが正解になります。


このように、英語には論理的な仕組みがあるのです。

才能がある人はこのように説明されなくてもこのことに気づけます。

才能がない人は気づけませんが、
こうやって、論理的に考えて行けば、理解できるのです。


先ほど私は、「やり方を変えたら英語ができるようになった」と言いましたが、
それはつまり、

「暗記して、感覚で感じ取ろうとする方法」から、

「論理的に考える方法」に変えた。

という方針転換だったのです。



■感覚がダメなら、論理だ!


以上が今回のお話になります。

「いろいろ考えるのはめんどくさい」と思うかもしれません。

感じ取れる人は、考えなくてもわかるのですから、そのまま感覚で進んだ方が
良いと思います。

でも、感じ取れないのなら、どうでしょう?

そのまま、頼りにならない感覚で突き進むのか?
それとも、方針転換して、「論理的に考える」方法に変えるべきなのか?

答えは明白です。


そして、この論理的に考えることが最も要求されるのが英文法です。

語彙は、「appleはリンゴと言う意味」というのには理由がないので、
考えることができず、いかに多くを覚えるかが勝負。

リスニングは、スピードについて行く反射的な能力なので、やはり考えることも
できず、いかに多くの英文を聞くかが勝負です。

でも、英文法というのは、論理的な仕組みがあります。

「こういうものと覚えておく」

ではなく、

「論理的に仕組みを理解する」

これが大切になります。


英文法を論理的に学びたい方は、冒頭でお話しさせていただいた、

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がお役に立てれば幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございます。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。



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◆編集後記
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東日本大震災の際に、専門家が出て来て解説する際に、
「准教授」が一杯出て来ました。

私が大学にいた頃は、「教授」「助教授」「助手」しかいなかったので、
「准教授なんていたかな?」と不思議に思っていたのですが、

どうやら、2007年から、「助教授」から「准教授」に変わったようです。
(厳密に言うと、ちょっと違うらしいですが)


昔から、「助教授」というと、なんかアシスタントっぽく聞こえてしまいますか
ら変だなぁ。

アシスタントなら「助手」がいるのに。

と不思議に思っていましたが、やはり世間でもそう思われていたようで、
「准教授」と名前が変わったようです。

私の大学の研究室の先生は、「助教授」でしたが、
普通に自分で研究していて、誰のアシスタントもしていなかったので、
変だなぁと思っていましたが、それは名前に「助」と入っているだけで、
実際は、准教授だったんですね。
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