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TOEIC、英検、英会話、英語学習法紹介

TOEIC 英検 英語学習
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英語学習で気にしてはいけないこと

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      第401号 2012/05/09 (水) 発行   発行者:鈴木 拓
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◆英語学習で気にしてはいけないこと
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今回は、レベルを問わず(あえて言えば、超上級者は対象外ですが)

「英語学習で気にしてはいけないこと」

をお話いたします。


■わからないままにするのは良くないことですが…


基本的に、英語学習においては、

「わからないものをわからないままにしておく」

のは良くないことです。


例えば、リスニングで聞き取れないところがあったら、そのままにしておかず、
しっかりとスクリプト(音声を文字にしたもの)で確認すべきです。

例えば、

This is the hospital ------ I visited yesterday.

(A) which
(B) where
(C) why
(D) whose


で、「場所が先行詞ならwhereだと思っていたのに、なぜかwhichが答えだった」
という場合、

「なぜ、whichが答えなのか?」
「場所が先行詞ならwhereではなかったのか?」

をちゃんと調べるべきです。


しかし、中には、

「調べると深みにはまってしまってキリがないもの」
「あまりにむずかしくて、手を出さない方がよいもの」

もあります。


しかも、残念ながら、

「何がそういった"手を出さない方がいいもの"なのか」

はなかなかわかりません。

今回は、気にしない方がよいことを4つお話させていただきますので、
ぜひ参考になさってください。



■気にしない方がいいことその1:the


1つ目は、冠詞のtheです。

theというと、かなり最初の方に習いますよね。
中学1年生の1学期に習うはずです。

ということは、とても簡単なものなのではないか?

と思うかもしれませんが、実はすごくむずかしいもので、
プロの通訳でも、ネイティヴでない限りなかなか完璧には行かないほどです。


なぜ、theを1年の1学期にやるかというと、
多くの英文に出てくるから、

「大体こんなものですよ」

と概略だけでも説明しておかないといけないからです。

決して、「簡単だから最初に説明しますよ。完璧にマスターしてくださいね」
というものではないのです。


theがつくのは、

「特定のものを指していて、聞き手にどれを指しているか明確なとき」

ですが、そもそもこの基準がとてもあいまいです。

何を持って特定のものを指していると言うのか。
何を持って明確だと言えるのかがわかりづらいのです。

その上、大量の例外が存在します。

例えば、

I went to the hospital.
「私は病院に行きました」

は、病院の話を初めてして、相手がどの病院かわかっていなくてもtheをつけ
ます。

逆に、

I went to bed at nine o'clock.
「私は9時に寝ました」

は、家族の人ならどのbedかすぐにわかるはずですが、theはつけません。


「そもそも、基準があいまいな上に、例外が大量に存在する」

theはとてもむずかしいのです。



■気にしない方がいいことその2:名詞の可算不可算


「英語には数えられる名詞、可算名詞と、
 数えられない名詞、不可算名詞がある」

これもtheと同様、1年生の1学期で習います。


しかし、これも同様に、ほとんどの文で名詞が出てくるので、大体こういうもの
だと説明しておかなければならないためであって、

「簡単だから最初に説明しますよ。完璧にマスターしてくださいね」

というわけではないのです。


「何が数えられる名詞か?」
「何が数えられない名詞か?」

というのははっきりとした定義がないのです。


そして、日本人の感覚と、名詞の可算不可算はかなり異なります。

例えば、bookなんかは、数えられそうに感じますし、
実際に可算名詞です。

しかし、equipmentは「装置」という意味。

日本語感覚からすると数えられそうに思えますが、
実はこれは不可算名詞。数えられない名詞なのです。


theと同様、あるいはそれ以上に、定義がはっきりとしていないため、
やはり、ネイティヴじゃなければ、相当な上級者でも間違えます。



■気にしない方がいいことその3:前置詞の個別の使い分け


前置詞自体は、気にしない方がいいことではなく、逆に、

「しっかりとマスターしなければならないこと」

です。


例えば、

・前置詞は必ず名詞とセットで使うもの
・前置詞+名詞は副詞か形容詞になる

という点は、必ず押さえておかなければいけません。


でも、前置詞の個別の使い分け。

例えば、

I met Jack at the station.
「私はジャックと駅で会った」

のatはinでも良いのか?

atとinではどういう意味の違いが出るのか?


こう言った点は、むずかしく、気にしない方がよいものになります。


普通の単語は、はっきりと意味が決まっています。
例えば、appleは「リンゴ」と決まっています。

しかし、前置詞にははっきりとした意味が決まってないのです。

例えば、atは、「駅で」というように、場所の意味もありますが、

I went to bed at nine o'clock.
「私は9時に寝ました」

というように、時間の意味もあります。

この2つだけじゃありません。
まだまだほかにもいろいろな使い方があります。


このように、前置詞と言うのは、あまり

「この前置詞はこう使う」

というのが決まっていない。
決まっていたとしても、その使い方の数が膨大過ぎる。

という性質があり、とてもむずかしいのです。



■気にしない方がいいことその4:細かいニュアンスの差


英語をやっていると、「これとこれは同じ意味」という例を習います。

例えば、may、mightは「~かもしれない」という意味の助動詞として習います。

そうすると、中には、

「mayとmightはどう違うんだろう?」

と気になってしまう人もいます。


確かに、中には、教材上は「同じ」とされていても、
ちょっと意味が違うこともあります。

ただ、そういったニュアンスの差と言うのは、感覚的なもので、
なかなか理解がむずかしいものなのです。


辞書や教材にはなかなか載っていませんので、
調べるには、ネイティヴなど、英語がわかる人に聞くしかありません。

しかし、先ほどもお話ししたように、感覚的なものなので、
なかなか説明がむずかしいのです。

また、同じネイティヴでも人によって、説明が違ったりします。
やはり感覚的なものなので、人によって違うのです。



■この4つはほかに影響を及ぼさない


以上、気にしない方がいいものとして、

1、the
2、名詞の可算不可算
3、前置詞の個別の使い分け
4、細かいニュアンスの差

を挙げました。


気にはなってしまうかもしれませんが、
この4つは、わかっていなくても、ほかには影響は与えませんし、
わかったとしても、好影響を与えるわけでもありません。


例えば、先ほどチラッと「前置詞自体はわかっていないといけない」と説明し
た、

・前置詞は必ず名詞とセットで使うもの
・前置詞+名詞は副詞か形容詞になる

という点。


これはわかっていないと、ほかでさまざまな悪影響が出ます。

不定詞や動名詞、疑問詞、関係代名詞が理解できなくなってしまいます。

逆に言えば、わかっていれば、不定詞等を理解することができるという好影響を
与えます。


一方、今回挙げた4点は、わかっていなくても影響はありません。

例えば、

I went to the hospital.

で、「この場合は例外的にtheをつける」と知っていても、
役に立つのはこの場面だけです。

I went to bed at nine o'clock.にtheがつかないことはわかりませんし、
それ以外のことにも役立ちません。


equipmentを不可算名詞と知っていても、ほかには何も役に立ちません。

baggage(荷物)も、同様に、「可算名詞のように見えるが実は不可算名詞」と
いう単語ですが、equipmentを不可算名詞と知っていても、baggageを不可算名詞
と見抜くことはできません。


あくまで、いずれも「個別の知識」であり、
「ほかとの関連性」がないのです。


なので、今回挙げた4点に力を入れるのだったら、

・前置詞は必ず名詞とセットで使うもの
・前置詞+名詞は副詞か形容詞になる

など、

「わかっていないとほかに悪影響を与え、
 わかっていれば、ほかに好影響を与えるもの」

から学ぶべきなのです。


たまたま気になる点が見つかってしまったのなら、
それを調べるのは良いと思います。

例えば、

「equipmentって、aやanがついてないけど不可算名詞なのかな?」

と辞書で調べて、

「へぇ、equipmentは不可算名詞だったんだ! 意外だな」

と思うぐらいならいいです。


しかし、決して、

「よーし。同じように紛らわしい不可算名詞を探して覚えるぞ!」

とか、

「知ってる単語でも毎回調べて、可算不可算を確認するぞ」

なんてしないことです。


そんなことやってしまうと、ドツボにはまってしまいます。

先ほどお話したように、むずかしい上に、個別の知識なのですから、
本当にキリがありません。


こういった、「見つけてしまったものをチョイと調べる」は別として、
今回お話しした4点を気にするのは、

先ほどお話した前置詞の基本のように、

「ほかと関連性のあるもの」

をすべて学んだ後にすべきです。


そして、結果的に、「ほかと関連性があるもの」をすべて学んだ後と言うのは、
少なくとも上級者、普通なら超上級者になっていますから、

「今回の4点を本格的に学ぶのは、超上級者になってから」

ということになります。
(「前置詞の個別の使い分け」や「theの例外」なんかは、
 超上級者まで行かなくてもいいですが、少なくとも上級者にはなってから)


以上が今回のお話になります。

英語と言うのは、順番通り学ぶもので、
先ほどの前置詞のように、

「Aがわかっていないと、Bがわからない」
「Bがわかっていないと、Cがわからない」

と関連しています。

ですから、まずは関連性のあるものから学んで行く。

これが効率の良い英語学習の鉄則です。


関連性のある分野を順番通り学びたい方は、冒頭でお話しさせていただいた、

「1年でTOEIC 900! 分かる! 解ける! 英文法!」
→< http://51.thebelltree.com/grammar51.htm >

がお役に立てれば幸いです。

ちょうど締切が明日10日(木)と迫っておりますので、
ご検討中の方はお急ぎください。


最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。



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◆編集後記
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4月25日の号でもお話させていただいた通り、
先週はゴールデンウィークのため、お休みをいただき、
今週から再開になります。

何卒よろしくお願いいたします。


ちょっと前の話になりますが、NBA(アメリカのプロバスケットボールリーグ)
の選手が名前を変えました。

もともとは、Ron Artest(ロン・アーテスト)という名前だったのですが、
Metta World Peace(メッタ・ワールドピース)に変わりました。

英語の名前なので、感覚的にわかりづらいと思いますが、
アメリカ人の感覚からすると、「かなり変な名前」です。
(Ron Artestは普通の名前なんですが)

感覚的に言うと、「鈴木 拓」が「世界平和メッタ」に変わってしまったぐら
いの感じです(笑)。

※:Ronはありふれた名前。Artestはそこまで一般的ではありませんが、普通に
  認識されるちゃんとした名前です。
※:World Peaceは「世界平和」という意味。


結婚するときに名字が変わるのはよくありますが、
下の名前まで変えちゃうのは日本では聞きませんよね。

野球選手で、漢字を変える人がいますが、
あれは、「登録名」を変えているだけで、本名は変わっていません。
(例えば、ソフトバンクの「多村 仁志(たむら ひとし)」選手は、以前は
 「多村 仁(読み方同じ)」でした。登録名は「仁志」ですが、本名は「仁」
 のまま)

まぁ、それだけ、Metta World Peace選手は変わった選手なのですが、
(けっこう問題児だったりします)

友達の名前がいきなりこんなに変わってしまったら、ビックリですよね。
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