TOEICや英検などの英語資格試験全般に言えることなんですが、読解問題のほとんどが内容一致問題で出来ています。内容一致問題とは文字の通り"選択肢の中から本文の内容に一致するものを選ぶ"問題です。
ということは、当然ながら正解の選択肢の内容が本文に書かれてなければなりません。書かれていなかったら、解けっこないですからね。
しかし、文中のある部分をそのまま抜き出したのでは、小学生でも簡単に解けてしまいます。そこで出題者は選択肢を"内容は文中の内容と同じ"なのだが"一見見たところまったく別の文"に見せなければなりません。現実に内容一致問題のほとんどがこのパターンで作られています。
ここで出題者が良く使うパターンをいくつか紹介しておきます。わかりやすくするために簡単な英文を書いておきますが、実際の試験ではもっと難しいしいです。
1、単語・熟語の入れ替え
文字通り単語・熟語を同意表現を使って入れ替えます。これが一番簡単なパターン。
例1;He has no idea.→He doesn't know.
例2;She would like to have lunch.→She wants to have lunch.
2、態の変換
受動態と能動態を書き換えるパターン。これも比較的簡単。
例;Mrs. Sasaki killed Mr. Yoshimura.→Mr. Yoshimura was killed by Mrs. Sasaki.
3、複数の文を1文にする
これはけっこう見破りづらいですが、よく使われるパターン。
例;Monica got promoted. Her mother is very proud of it.→Monica's mother is very proud of her daughter's promotion.
4、名詞構文
これもかなり多いパターンだと思います。かなり見破りづらいパターン。
例1;Because he is old, he cannot take a walk everyday.→His age makes him unable to take a walk everyday.
例2;He totally forgot where his friend's house was.→He totally forgot the location of his friend's house was.
他にもパターンはありますし、大体の場合いくつかのパターンが組み合わさって出題されるし、単語・熟語レベルももっと高いのでこれに対応していかなくてはなりません。
今この4つの例を読んでいてわかったと思いますが、単語力、熟語力、文法力がないといくら本文の内容を理解できても解けませんよね?実はリーディングで点を取るためには英文を読む力のほかにも、このように正解の選択肢を選ぶために(単語問題や熟語問題、文法問題を解くためだけじゃなくて)単語、熟語、文法力が必要なのです。
ですから、もしあなたのリーディングセクションがの点が悪いとしたら、必ずしも読む力がないというわけではありません。正解の選択肢を選ぶ単語、熟語、文法力が欠けているという可能性もあるのです。