TOEICが人気になるまでは、英語の試験と言えば英検でした。今も英検はありますし、日本の受験者数で言えば英検のほうが多い状況が続いています。しかし英検の受験者数は年々減少し、TOEICの受験者数は増加しています。
では英検とTOEICの大きな違いは?
これはTOEICがスコアを用いていることにあると思います。TOEICは10〜990というスコアで評価されます。
しかし一方英検では評価は"合格か不合格か"の2点しかありません。
例えば100点満点で70点が合格点だったとしましょう。すると70点の人も90点の人も"合格"という一つのグループでくくられてしまい、同じ評価になってしまうのです。
その場合TOEICでは明らかな違いが出ます。TOEICに合格不合格はありませんが、700点の人と900点の人では受ける評価がまったく違います。
さらに言えば、69点で不合格になった人と70点で合格になった人はたったの1点しか違わないのにも関わらず、"不合格"、"合格"と180度違う評価をされてしまいます。一方、TOEICで690点と700点の人の評価の差はほとんどありません。
また10点で不合格になった人も、69点で不合格になった人も同様に不合格という評価しかもらえません。
さらに言えば、69点で不合格になった人も受験したことすらない人も"英検を持っていない"という同じグループに入れられてしまうのです。(履歴書には"英検○級不合格"なんて書いても意味ないですからね(笑))
これではちゃんとした客観的な評価ができませんよね。しかも不合格になった場合、資格としては受験してないのと同じになってしまうのです。TOEICでは絶対そういうことはありません。何点だろうとその人の点数として資格になるのです。(あまりに低いスコアで印象が悪くなると思うんだったら、書かなければいいだけ)
しかも、英検には全部で7つの級があるのですが、各級の間はどれぐらい違いがあるのかよくわかりません。
3級を合格した人と準2級を合格した人がいるとします。準2級の人のほうが英語力があるんじゃないかなというのは分かるのですが、どのぐらい違いがあるのかがどうもはっきりしません。
3級合格と準2級不合格ではどっちが英語力があるのかはっきりしません。
このようにTOEICのほうが客観的な英語力のモノサシとして優れていて、企業が求めるようになったからTOEICが人気になったのではないかと考えられます。