近視は水晶体の調節がうまくできずに、焦点が手前にずれてしまうことです。
普通は↓の図のようにしっかりと網膜に焦点が合うはずなのです。
しかし、何らかの理由で、水晶体の調節がうまくできなくなってしまうと↓のように焦点が手前にずれてしまうのです。
近視になると、本来は左のように見えるのが、全体的にぼけて見え、右のように見えます。
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その原因は大きくわけて2つあります。
1、遺伝性
2、環境性
遺伝性はそのまんまですね。遺伝的に近視の血統の場合、子供も近視になることがあります。
遺伝性の場合、水晶体の調節機能はちゃんとしていても、目の大きさに問題があり、近視になってしまうことがあります。
いくら水晶体をうまく調整しても、水晶体から網膜までの距離が長すぎるとうまく焦点を合わせることができません。
これを軸性近視と言います。
現代社会において多いのが、環境性の近視です。
コンピューター、テレビ、本など近くで見るものばかりを見ているため、水晶体の調節機能に異変が生じ、近くのものしか焦点を合わせられないようになってしまうのです。
これを屈折性近視と言います。
どのタイプにせよ、メガネやコンタクトなどの矯正具、レーシックなどの手術によって矯正することができます。