コンタクトレンズが危険が理由として、よく言われるのが、目の細胞が酸欠になってしまうということです。
ご存知の方も多いと思いますが、皮膚などは多少なりとも周りに酸素が必要なのです。
もちろん身体の中からも血管を通じて酸素を供給されますが、外部の酸素も必要なのです。
実は目についても同じことが言えるのです。
しかし、コンタクトレンズは目にフタをしてしまいます。
そのため、酸素が目に届きにくくなってしまい、目の表面の角膜細胞が酸欠状態になってしまいます。
特にソフト、カラーコンタクトは酸素の透過性が低いので注意が必要です。
ハードでもやはり酸欠状態になってしまいますので、長時間の使用は控え、常に新しいものを使ったり、寝ているときは必ず外すなどの注意が必要です。
では、酸欠状態になってしまうと角膜細胞はどうなってしまうのか?
実は、なんと死滅してしまうのです。
しかも、厄介なことに、角膜の表面の細胞は再生することができません。
細胞が死ぬと、生きている細胞の数が減ります。増えることはありませんから、どんどん角膜の細胞が減って行く一方です。
そのため、コンタクトレンズを間違った使い方をすると、たとえ20歳でも80歳のような目になってしまいます。
この症状が進行すると最後には失明の危険性もあります。