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英語力向上メルマガ The English Times
第895号 2012/08/20 (月) 発行 発行者:鈴木 拓
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こんにちは。The English Timesをお読みいただきありがとうございます。
発行者の鈴木 拓(すずき たく)です。
「TOEIC 235点と英語が苦手だったのに、745点まで伸びました。
この講座のおかげもあって、510点アップです!」(受講生さんのご感想)
締切は今週木曜8月23日と迫っております。
TOEIC対策でオススメなのが、パート5、6の文法問題対策をすること。
なぜなら、パート5、6の半分以上を占める英文法問題のうち、
実に約3/4が「簡単な分野」からの出題だからです。
英文法にはいろいろな分野がありますよね。
品詞や文型のように簡単な分野もあれば、関係詞や不定詞のようにむずかしい分
野もあります。
しかし、TOEICにおいては、簡単な分野からの出題が約3/4を占めており、
英語が苦手な方にはオススメな「狙い目」となっています。
英文法の問題は解ける人なら、素早く解くことが可能な問題。
なので、英文法の問題が解けるようになれば、語彙問題や、パート7に回せる時
間が増えるので、リーディングセクション全体でのスコアアップが期待できます
もちろん、英文法はリーディングに不可欠なものですので、
パート7で、英文を読む力を上げるのにも役立ちます。
つまり、
・パート5、6の英文法の問題で解ける問題が増える
・語彙問題、パート7に回せる時間が増える
・英文を読む力がつく(→パート7に役立つ)
・全体としてリーディングセクションスコアアップ
という効果が期待できるわけです。
そんな、英文法の簡単な分野を、初心者の方でも安心なように、基礎からわかり
やすく解説するのが、
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と、わかっていくのが快感です」
「TOEICの問題が、以前よりもかなりスイスイと解けるようになりました!」
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英語の基礎知識を丁寧に解説させていただくだけでなく、
その知識を使って、英文を作る練習までしていただくので、
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ご検討中の方はお急ぎくださいませ。
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◆今号のあらすじ (フレンズ、シーズン3のエピソード11)
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先日、ジョーイの誕生日パーティーが開かれた。そこにはジョーイの妹7人が
やって来ていた。7人はあまりに見た目がそっくりで、チャンドラーやロスをは
じめ、ジョーイ以外の人には区別がつかない。
チャンドラーは酔っぱらった勢いで、妹の一人、マリーアンジェラと寝てしま
う。それなのに、チャンドラーは誰がマリーアンジェラか区別がつかない。
ジョーイの怒りを買うのを恐れて、「遊びではなく本気で付き合っている」と
いうことになっているが、チャンドラーは最近、長く付き合った彼女と別れた
ばかりということもあり、そのつもりはない。
そこで、マリーアンジェラがおばあちゃんの家にいると知り、密かに2人で会
い、穏便に別れようとする。
しかし、行ってみると、おばあちゃんの家にはジョーイもいるし、妹7人が全
員いて、家族で食事をしているところ。
「マリーアンジェラの彼氏」ということになっているので、熱烈に歓迎される
が、チャンドラーは気が動転している。
なんとか、マリーアンジェラが誰かを探ろうとするが、うまく行かない。
すると、妹の一人(マリーテレサだが、チャンドラーはこの人が誰かはわからな
い)がチャンドラーにささやいてくる。
マリーテレサは2人きりになろうと誘ってくる。チャンドラーはこの人がマリー
アンジェラだと思ってついて行く。
するとマリーテレサはいきなりチャンドラーのお尻をつかんでくる。
ビックリするチャンドラー。
■フレンズって何?
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http://www.thebelltree.com/aboutfriends.html >
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■前号の場面からの続きです。前号のバックナンバーは↓をどうぞ。
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http://www.thebelltree.com/archives/2012/08/will_you_excuse.html >
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◆スクリプト+日本語訳
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チャンドラー: Heey!
マリーテレサ: Finally! I thought we'd never be alone. Can I just tell
you something? I have not stopped thinking about you
since the party.
チャンドラー: (as she kisses him) Mmm-mmm - look I may have jumped the
gun here (she goes to kiss again, he escapes under her
arm) hmmm, uhhh ... (clears throat) I just got out of a
relationship and I'm not really in a, in a commitment
kind of place.
ーThinking Time 日本語訳を見る前に、英語だけで意味を考えてみてくださいー
チャンドラー:おーーーっと!
マリーテレサ:やっとね! 2人きりにはなれないかと思ったわ。1つだけい
い? パーティー以来あなたのことが忘れられなくて。
チャンドラー:(マリーテレサがキスしてくる)あー、その、俺は軽卒な行動を
取ってしまったかもしれない。(マリーテレサはキスしてくる
が、チャンドラーはかわす)おーっと。(咳払い)最近、別れた
ばかりで、そんなに真剣に付き合おうと言う感じではないんだ。
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◆英会話表現解説
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■Can I just tell you something? マリーテレサ
相手が話をする前に、1つだけどうしても言いたいことがあるときに使う表現
で、
「一言だけいい?」「1つだけいい?」
という意味の表現です。
マリーテレサはチャンドラーのことが気に入っているようで、
「1つだけいい? パーティー以来あなたのことが忘れられなくて」
Can I just tell you something? I have not stopped thinking about you
since the party.
と言っています。
■jump the gun チャンドラー
直訳すると、「銃を飛ぶ」と何とも変な意味ですが、
これは「慎重に考えずに、軽率な行動を取る」という意味の表現なのです。
チャンドラーはパーティーで酔っぱらった勢いでマリーアンジェラと寝てしまい
ます。
今話している相手はマリーテレサですが、チャンドラーは区別がつかず、
マリーアンジェラだと思っているので、寝てしまったことは軽率だったと、
「俺は軽卒な行動を取ってしまったかもしれない」
I may have jumped the gun
と言っています。
☆[英文法の知識を使って、英会話の応用トレーニング!]
mayというのは、助動詞で「~かもしれない」という意味。
これを過去形で使う場合は、「may+have+過去分詞」という形を使います。
チャンドラーが使っているのはまさにその形ですね。
「mayの過去形はmight」と思っている方がいますが、
それは間違い。
mayとmightはどちらも現在形の助動詞。
意味はまったく同じ。使い方もほとんど同じです。
■be in a place チャンドラー
直訳すると「場所にいる」という意味ですが、
これは、「~という感じだ」「~という気分だ」という意味の表現。
チャンドラーは、マリーテレサ(チャンドラーはマリーアンジェラだと思ってい
る)に対して、過ちを犯したが、真剣に付き合う段階ではないとして、
「そんなに真剣に付き合おうと言う感じではないんだ」
I'm not really in a, in a commitment kind of place.
と言っています。
☆[英文法の知識を使って、英会話の応用トレーニング!]
チャンドラーが使っている、kind ofというのは、ネイティヴがよく使う表現
で、「~みたいな」「~というか」というように意味をぼかす表現です。
「あー」「そのー」のように、特に意味はないので、実際は、
I'm not really in a commitment place.
と言っているのと同じことになります。
commitmentはいろいろな意味がありますが、
ここでは「真剣交際」という意味で使われています。
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◆編集後記
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8月10日(金)の号でお話しさせていただいた通り、
先週は本メルマガはお休みをいただき、
本日20日(月)からの再開となりますので、
何卒よろしくお願いいたします。
英語を読んだり、聞いたりするたびに思うのですが、アメリカの単位って本当に
不便です。
日本だと、ミリグラム、その1000倍がグラム、さらに1000倍がキログラム。
というように、単位の変換が簡単です。
ところが、アメリカはめちゃくちゃ。
重さだと、ounce。その16倍がpound。
長さだと、inch。その12倍がfoot。
というように、変換がすごくしづらい。
「まぁよくこんな不便なものを使っているな」と思うのですが、
アメリカ人からすると、子どもの頃から染み付いている感覚なので、
ここから抜け出せないそうです。
変換はしづらいし、実際に変換して使うことはないそうなのですが、
感覚としてしみついているので、ounceとかpoundじゃないと感覚的にどのぐらい
の重さかわからない。
グラムやキログラムは便利なのだろうが、感覚的にわからないんだそうです。
あくまで平均レベルの話ですが、「アメリカ人は数学が苦手」というのは有名
で、アメリカのコメディアンはこれをネタにしていることが多いです。
このような単位も数学が苦手になってしまう一因かもしれませんね。
ただ、不便とは言っても、向こうがこういった単位を使ってくる以上、
こちらはそれを理解するしかありません。
それもそれでけっこう大変です。