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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
個人英語教室(ネット版)のイングリッシュティーチャー。年以上にわたり、名様以上に英語指導。『日経WOMAN』『English Journal』等掲載。

昔は通信簿2(5段階、公立中学)、偏差値30と英語が苦手。1年でTOEIC 900点TOEIC 990(満点)、英検1級(2次試験はほぼ満点)

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英語TOEIC 正誤判定問題はとても役に立つ





今回は「英語TOEIC 正誤判定問題はとても役に立つ」というお話です。







■増強正誤判定問題

「分かる! 解ける! 英文法!」

には、「正誤判定問題」がついております。


「分かる! 解ける! 英文法!」には、知識の解説のほかに、知識をどれだけ理解しているかチェックするために、確認問題を出題しております。

「分かる! 解ける! 英文法!」は奇数号が知識の解説なので、すべての奇数号で出題。

そして、偶数号で、その解答と解説を行っております。

例えば、第7号で前置詞を説明し、前置詞の確認問題を出題。
そして、第8号で、その解答と解説を行います。

その問題形式は、最も一般的な英文法問題と言える、穴埋め問題。

例えば、

I had lunch ------.

(A) my colleague
(B) my colleague with
(C) this restaurant
(D) at this restaurant

みたいな問題ですね。


答えはD。

Iが主語(S)
hadが動詞(V)
lunchが目的語(O)

という第3文型で、あとは副詞しか入れられません。

なので、空欄には副詞を入れるわけですが、正しい副詞の形をしているのはDだけ。

Aのmy colleagueと、Cのthis restaurantはただ単に1つの名詞。副詞を選ぶ問題なので、名詞では答えにはなれません。

Bのmy colleague withは「名詞+前置詞」。

前置詞は後ろに名詞を置いて、「前置詞+名詞」で使うのが正しいので、これも間違い。

Dのat this restaurantは、正しく「前置詞+名詞」の形をしています。

前置詞+名詞は、副詞になれるので、at this restaurantは副詞として使える。

なので、Dが答えになる、というわけです。


このように、確認問題を解くことで、知識を理解しているかどうかを確認できます。

上記の例で言えば、

「ここは副詞を入れる場所ですよ」
「前置詞と言うのは、"前置詞+名詞"という形で使うんですよ」
「"前置詞+名詞"は副詞として使えるんですよ」

この点がわかっているかどうかをチェックできます。







■理解していないのに解けてしまう?

この穴埋め問題というのは、先ほどお話したように、最も一般的な英文法問題の形式。

現に、TOEICのパート5では40問が、この形式で出題されます。

従って、多くの人はこの形式で問題練習をすることに慣れていますし、TOEICを受ける方は、この形に慣れる必要があります。


ただ、その反面、

「慣れているからパターン化していて、理解していなくても、何となく解けてしまう」

という人もたまに見受けられます。


例えば、先ほどの

I had lunch ------.

(A) my colleague
(B) my colleague with
(C) this restaurant
(D) at this restaurant

という問題だと、

「ここは副詞を入れる場所ですよ」
「前置詞と言うのは、"前置詞+名詞"という形で使うんですよ」
「"前置詞+名詞"は副詞として使えるんですよ」

という点を「理解しているから解ける」というのが本来の形。


しかし、問題形式に慣れていて、問題を大量に解いていると、

「何となく、前に似た問題があって、そのときはこれが正解だった」

と言うように、「なんとなーく」で解けてしまう人もいるのです。


TOEICにおいては、これは必ずしも100%悪いこととは言えません。

受験したことがある方は実感されているかと思いますが、TOEICというのは、とにかく時間がない試験。

同じ「解ける」でも、「早く解ける」方がスコアは良いです。


なので、パパッと解けてしまうのはTOEICにおいては悪いこととは言い切れないんです。


ただ、それはあくまで「TOEICなどの試験において」の話ですし、長い目で見たら、TOEICでも悪影響を及ぼす可能性があります。

同じ「なんとなくで、早く解けてしまう」でも、

1、いざ「じっくりと、これで本当にいいのか考えてください」と言われれば、「えーと、そうだなぁ…。ここに名詞は入れないし、前置詞の正しい使い方をしているのはDだけだからな」と理解している人

2、「じっくりと本当にこれでいいのか考えてください」と言われても、「うーん、なーんとなく、これじゃないの?」しか出てこない人

の2パターンがあります。


前者だったら、まったく問題なく、むしろ理想的なパターンです。

「ちゃんと理解はしている上に、考えずに解けてしまう」というのですから、非の打ち所がありません。


ところが、後者のパターン2だと、今後壁に当たる可能性が高い。

この問題はたまたま解けただけかもしれませんが、ちゃんと前置詞を理解しているわけではないのです。

ですから、今後、前置詞の知識の応用になったときに、壁に当たってしまう可能性が高い。

例えば、

This is the restaurant ------ we went to yesterday.

(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why

は答えはAなのですが、「場所が先行詞だから」と、Bを選んでしまう人は一杯います。


しかし、

「toという前置詞があるのに、後ろに名詞がない。前置詞は名詞とセットでないといけない。なので、名詞の関係詞であるAのwhichを選ばないといけない」(yesterdayは名詞ではなく、副詞)

という理由から、Aのwhichが答えなのです。


先ほどの2パターンで言えば、パターン1の人は、ちゃんと理解していますから、

「あー、そうだよね。前置詞は名詞とセットじゃないといけないもん。それなのにtoにはセットの名詞かないもんね。そりゃ、whichを選ばないと間違いだわ」

と納得できます。


ところが、パターン2の人だと、

「はて? 前置詞が名詞とセットってどういうこと?」

となってしまい、理解できなくなってしまったりするのです。


このように、同じ「早く解ける人」でも、

「理解した上で解けている人」もいれば、「理解していないのに解けている人」もいるのです。


そして、穴埋め問題形式は、最も一般的な問題形式であるが故に、

「誰でも抵抗なく取り組める」

という利点がある反面、

「慣れていると、理解していなくても解けてしまう人がいる」

というデメリットもあるのです。







■不慣れな問題形式で、実力チェック

そこで、このたび、「分かる! 解ける! 英文法!」では、確認問題のほかに、すべての号を終えた後に、復習用に利用していたく問題として、

「正誤判定問題」

を導入しました。


正誤判定問題は、↓のようなタイプの問題で、誤っている部分を選ぶ問題です。
(例題なので、とても簡単にしています)

答えはDですね。

主語がheなら、be動詞はwasではないといけません。wereでは間違い。


こちらは、多くの方が不慣れな形式だとは思いますが、実は、2006年まで、TOEICのパート6として出題されていた形式なのです。

2006年の改訂で、「長文穴埋め問題」に変更されていまいましたが、その際には、英語指導者から、

「ちゃんと理解していないと解けない良問だったのに」

という惜しむ声も多かったです。


あえて、この不慣れな問題形式で出題し、さらに理解度をチェックすることができるようにいたしました。

また、すべての号を終了してから行うため、分野もバラバラに出題されます。

そう言った意味でも、「さらに真の理解度チェックになる」と言えるかと思います。


今回のお話は以上になります。

英文法を、暗記、感覚、量、日本語訳ではなく、論理的に仕組みを理解する形で学びたい方は、

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がお役に立てれば幸いです。


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長文最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様、今後とも英語学習がんばって行きましょう!











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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
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